先物取引で取り扱っているものはたくさんありますが、その中でもよく耳にするのが商品先物だと思います。日本には東京先物取引所、アメリカにシカゴ先物取引所などの大きな取引所がありまして、そこではあらゆる商品先物が売買されているんですよね。
商品先物で取り扱っている商品は、大豆やとうもろこしなどの穀物、または金や白金などの貴金属など実に様々です。これは他の項で述べますが株式の先物や外国為替の先物なんていうものもあるようです。
ガソリンや灯油と言った燃料の商品先物というのもあります。
まずは商品先物の代表格である穀物類の先物取引について解説したいと思います。米相場と全く同じ考え方で、人間の食生活に欠かせない穀物類の取引に関して、未来の売買を現在行うものなんです。
米相場の考え方と同じで、これも穀物類の仕入れ価格を早い時期に確定させるためですね。以前は南京豆や小豆など、流通量が他の穀物類に比べてそれほど多くない商品が投機対象とされ、派手な値動きをしたことでも知られています。
特に小豆はかつてその色を例えて「畑の赤いダイヤモンド」と呼ばれたこともあったようですね。これは商品先物相場で小豆の先物が急騰して、それによって財産を築いた人が数多く居たから、そう呼ばれたようです。
当時ほど派手な値動きはありませんが、ここ数年は商品先物が活況を呈しています。というのも、世界的な需要増によってあらゆる商品の価格が上昇しているためです。
これまでは商品先物のお話をしてもその先物相場に関わっている人だけの問題だと思われていた方も多いかも知れませんが、ここから先は私たちの生活に密接に関わりがあります。
どんな関わりがあるのかと言いますと、商品先物相場が上昇すると、自ずと材料費の価格が上昇するため私たちが普段食べているものの価格に転嫁されてしまいます。
つい最近のことですが、即席ラーメン各社が一斉に値上げに踏み切ったのを皆さん知っていますか?これはラーメンの材料である小麦粉の価格が上昇しているためです。現物の小麦粉価格が上昇してくると、当然ながら将来にわたってなるべく安い価格で小麦粉を仕入れたいですから小麦粉の先物価格が上昇するのですね。
なぜ小麦粉の価格が上昇しているのかと言いますと、これはガソリン価格の上昇が関係しているのです。原油先物価格が急騰していることからガソリンに代わる燃料の開発が急ピッチで進められています。
その最有力とされるのがバイオガソリンと呼ばれる燃料なんです。これは小麦やとうもろこしなどの穀類から生産するため、これまで食用に回っていた穀類の一部が燃料用に回ってしまったわけなんですね。
そのために穀類が不足するという思惑が全世界に広がり、先物価格が上昇しているわけなんです。
経済のグローバル化が進む現在、
商品先物価格の上昇は私たちの生活と決して無縁ではないという事を理解しておきたいですね。
先物取引で取り扱っている物
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